空がまた眠る

空がまた眠る
夜が来るみたいだ
間に合わなくても
いいよと思っている
君が探してる
いつかが来る前に
集めておくから
それまで待っていてよ
それだけならばもう
何も持たずに体を起こして
行き先もなくドアを開けたら
いつからか船を漕いでいた

空がまた割れる
朝が来るみたいだ
戻れないけれど
いいよと君が言うなら
それだけならばもう
何も持たずに体を起こして
行き先もなくドアを開けたら
いつからか船を漕いでいた

お腹が痛い

僕はお腹を押さえて今
何処か遠くの医者に行くよ
いつも開いていたはずなのに

君は流行りの服を着てる
いつもつまらなそうに笑う
退屈な振りをして

そこにある不気味なな窓に
いくつもの景色を
覗き見た君の隣で
猫が呑気に歌う

ぼくはお腹を抑えて今
優雅にお茶でも飲んでいるよ
ぼくはお腹を抑えて今
誰も知らない歌を歌う

歌う

雨は降らない

明日も雨は降らない
ふと気がついて傘を捨てた
明日も雨は降らない
畑の爺さんが困っていたよ
雨ー雨ー雨ー 
雨は降らない
雨ー雨ー雨ー
雨は降らない

明日も雨は降らない
ふと気がついて傘を捨てた
明日も雨は降らない
夜が明けたらもうすぐだよ

さようなら

いつか忘れてしまうけれど
それはすべて風に吹かれて何処か
知らないところ流れに溶ける

二人きりで同じ川を眺めて
きっと君は違うところを見てて
それでもいいと思った

さようなら 悲しい夢を見てる
言葉では言えない夜が明けたら
さようなら 醒めない夢の中で
きっともう 心のなかで そのままで

裸足のまま

君はいつも裸足のまま
何処か何処かにらみつける 
過去に何かを探してる
僕はいつも幸せだよ
珍しい花を見たよ
少し君に似ていた
戻りすぎたよ

もう少しさあと少し
で諦めてばかりなんだ
斜めって雨が流すよ
僕はいつも幸せだよ
何をしてても嬉しんだよ
長引いた夜がすぎる
もう行き過ぎたよ 
止まれないまま

変われないまま
止まれないまま

朝がくるよあと少し
君はいつもうつろなまま
寂しい空を見ていた

もう知らない

退屈な言葉聞き飽きたよもう
上手に繕っても嘘ばっかりじゃ
君はすでにもう何処にも居ないよ
本当の言葉で話さないなら

夜が怖い、朝になったら逃げ出してしまおう
遠くまで潜ったって余計にわからないよ
なんだか眠たいね、もう知らない

言葉がない、いつもそうだ逃げ出してしまおう 
無理矢理に叫んだって少しも届かないよ 
なんだか眠たいね、もう知らない