光を握っている

わたしは光をにぎりしめてる 強く強くしっかり握ったまま離さない 無くさないよに光 わたしは光をにぎりしめてる 強く強くしっかり握ったまま離さない ああ石になれ拳

ぐるぐる

必死になってぐるぐる回る月の真ん中をじーっと見ている必死になってぐるぐる回る月の真ん中で夢中になってるあーただの点さ必死になってぐるぐる回る月の真ん中をじーっと見ている必死になってぐるぐる回る月の真ん中で夢中になってるあーただの君さあーだ…

靴下

そんでまた脱ぎ捨てる靴下裏返しどこかで丸くなっているゆっくりと眠くなるパタリと寝転んで僕らは丸くなっていく

おーらい

いつだってそうだ もう見えてるなるようになって 退屈だったんだ君だってそうさ もう見えてる永遠だなんて言ってられないからさ連れて行ってくれよ おもむろにちょっと 窓を開けたんだ飛びたくなるんだ 空が曇ってると君を見てると ちゃんとしちゃうんだ行き…

まりも

おーまりも いつまでたってもわからない 動物なのかそれとも植物なのかそれとも おーまりも 月曜日にはおまりもその次の日もおまりも 日曜日までおまりも頭の中はおまりも おーまりも ベイビーベイビーかわいい 正体不明の球体 いつかはこの目で見たい おー…

灯台

雲の上までたどり着いて花束の向こう見透かす夢が 灯台夜の向こうへ灯台照らし出しているのかい 灯台夜の向こうへ灯台照らし出しているのかい

壊れた船

明日も 明日も壊れている船に乗り込む 悲しい 気持ちと流れていく船に乗り込むこれまで 終わりよ沈んでいく船に乗り込む誰にも なんにも言わないでどこまでも

空がまた眠る

空がまた眠る夜が来るみたいだ間に合わなくてもいいよと思っている君が探してるいつかが来る前に集めておくからそれまで待っていてよそれだけならばもう何も持たずに体を起こして行き先もなくドアを開けたらいつからか船を漕いでいた 空がまた割れる朝が来る…

お腹が痛い

僕はお腹を押さえて今何処か遠くの医者に行くよいつも開いていたはずなのに 君は流行りの服を着てるいつもつまらなそうに笑う退屈な振りをして そこにある不気味なな窓にいくつもの景色を覗き見た君の隣で猫が呑気に歌う ぼくはお腹を抑えて今優雅にお茶でも…

偉いおじさん

えっへんばっかり言ってる偉いおじさんえっへんばっかりなにそれ偉いおじさん偉くなったことないからわからないエサ箱ばっかり漁ってちゃわからないよ好きなサッカークラブを買いたいロケット作って宇宙に行きたい

雨は降らない

明日も雨は降らないふと気がついて傘を捨てた明日も雨は降らない畑の爺さんが困っていたよ雨ー雨ー雨ー 雨は降らない雨ー雨ー雨ー雨は降らない 明日も雨は降らないふと気がついて傘を捨てた明日も雨は降らない夜が明けたらもうすぐだよ

さようなら

いつか忘れてしまうけれどそれはすべて風に吹かれて何処か知らないところ流れに溶ける 二人きりで同じ川を眺めてきっと君は違うところを見ててそれでもいいと思った さようなら 悲しい夢を見てる言葉では言えない夜が明けたらさようなら 醒めない夢の中でき…

裸足のまま

君はいつも裸足のまま何処か何処かにらみつける 過去に何かを探してる僕はいつも幸せだよ珍しい花を見たよ少し君に似ていた戻りすぎたよ もう少しさあと少しで諦めてばかりなんだ斜めって雨が流すよ僕はいつも幸せだよ何をしてても嬉しんだよ長引いた夜がす…

もう知らない

退屈な言葉聞き飽きたよもう上手に繕っても嘘ばっかりじゃ君はすでにもう何処にも居ないよ本当の言葉で話さないなら 夜が怖い、朝になったら逃げ出してしまおう遠くまで潜ったって余計にわからないよなんだか眠たいね、もう知らない 言葉がない、いつもそう…

ゆーれい

動き始めたとたん いなくなった大事なものが なかった思いだせない夢に迷い混んだいつからか僕たち 帰れないゆーれい たちのダンス 見ていたゆーれい たちはちょっと踊りすぎてしまった

ペスト

犬と猫が運んで来るよペストだったらもう殺しちゃうのがベストそれは嫌と飼い主たちがいうそれでももう死にたくないよペスト 街に出るハンター次々に犬と猫震えるよペスト 犬と猫はいなくなったよペストそれなのにまだいなくならないペスト犬と猫がいなくな…

おーが

簡単に 言葉が 言える ただ 言える夜が ただ揺れる 君も僕も いずれ わかるただ 揺れる ただ 踊る 簡単に ただ揺れる 君もぼくも ふらり揺れる夜が ただ揺れる 君の話す言葉 わかる もう行けるとこなんてないよただ ただ ただ 揺れる

霧の中

また もう 動けない ふと もう 出られないいずれまたたどり着くだろうそこで見てる まやかしが息をすう前に はやく

なくしたボール

行かなくちゃ今すぐに探しているんだよ いつまでも行かなくちゃ いつからか消えてしまった あのボールのように もう君はいないけれどいつからかいないけれどみんな消えていなくなるんだよ

わからないように

もうなんにも要らないもうなんにも知らない君が歌ってる 風が吹き 花が揺れるもうなにも聴こえないもう歌が歌えないけど君が知っている僕のこと 知っている隠していた気持ちを声に出してしまえば君は多分傷つくだろうわからないように もう何にもできないも…

爪を研ぐ猫のように

間に合ったつもりでゆっくり行こうよ過ぎてく時間はどこかに置いてさ 過ぎ去った終わりに漂っているのはあの子が小さく履いてる煙さ メロディーが壊れて 続かないこともあるでも君が向かうならそれだけでいいから いつか眠りにつけたなら夢で逢えたなら行こ…

早く帰ろう

早く帰ろう話すことないよ早く帰ろう早く帰ろう早く帰ろうグダグダしないでベッドで寝たいよまぶたが重い 朝がきちゃって夕方に起きて明日を全部無くしちゃう前に 早く帰ろうぜ話すことないよ早く帰ろう早く帰ろう

つきよ

涼しい風が吹く 月夜を歩いて街明かりが揺れる川を眺めていつからぼくら流れる花離れてく 遠く続いていつか終わるよ何もできずにただ照らされているよ 寂しい月の火がふたりを包んで黙り込んだままでただただ歩くよいつかは消えてしまうのならこのままでいよ…

真夜中のカーニバル

きっとたのしよさあおいでよ真夜中のカーニバルずっと退屈してるなら きっとたのしよさあおいでよ真夜中のカーニバルステップ刻めば淡い夢 日が昇れば 僕らはすぐにね消えてくけれど

夏休み

燦々と太陽が 揺れるカーテンに溶ける壁にもたれて 鼻をすするよズルり多分僕 夏風邪をひいている ギンギラの太陽が 部屋の中まで届くくたびれたアイスが だらしなくて困る冷たい畳に寝転んでいる 夕暮れの太陽が 野良の黒い鼻照らす風が吹いて 夕立の匂いに…

海へ

のらりくらりと走る車であなたと二人行きたいのあの海へ止まることなく進めるのならそれはほんとに素晴らしいずっと遠くまでそんな気分 誰もいない海でふたりきり歩いて季節外れの歌を飽きるまで歌うの のらりくらりと走る車であなたと二人遠くまで今すぐ オ…

つかれたよ

つかれたよ つかれたよ先はどこまであるんだつなかいよいつまでも道はまだ続く 疲れたよ疲れたよ諦めるまですぐだよ歩いてもどこまでも道はまだ続く 歌の中でも眠りたい野良猫になってフラフラしたい つかれたよつかれたよ先はどこまで つかないよいつまでも…

春だね

なんとなく過ぎてく日々を思い出しているのさこんなもんじゃないはずなんだ思い続けてるのさ春がきたのになんだ外に出れないらしいねおれはもうダメそうだ なんとなく過ぎていくんだよほんとあっけないね毎日窓の外眺めてみればほんと暖かいね毎日 春だね

欲張って詰め込んだカバンからこぼれ落ちた過ぎ去って忘れてたつもりでも思い出した 君はそのままでいて欲しいとだから僕変わらずにいられないよ 欲張って詰め込んだカバンには何もなくよ大切にしまってたつもりでも無くしちゃった 君はどこにも行かないでと…

あとすこし

太陽が隠れて少しだけ肌寒い季節だけれどもう随分長くいるけれどまだ家に帰りたくはない 安い自販の黄色のサイダーぬるくなってしまったけれど あと少しい あと少しいだけもう少しだけいよう 少しあせた黄色のシャツがぬるい夜風に吹かれてる あとすこしあと…